サーバーとパソコンの違いとは?
ホームページを入れているサーバーとパソコンとの差はどこにあるかご存じでしょうか?
CPUやメモリといった部分に大きな差はありません。一番壊れやすいハードディスクの部分が違うだけなのです。
ハードディスクが壊れるとパソコンは一巻の終わりですが、サーバーはハードディスクを2つ搭載しており、片方が壊れてももう1台が動き続けるため、データ消失の可能性が低くなっているのです。
この仕組みを「RAID」と言います。RAIDには複数の種類がありますが、今回、細かいお話は割愛します。
RAIDがあっても、片方のハードディスクが壊れている状態のまま、もう片方の壊れていないハードディスクが壊れると、すべてのデータが消失します。
そのため、1台のハードディスクが壊れたあとは、速やかに壊れた方のハードディスクを交換する必要があります。その交換をしている時間(約15分程度)はサーバーがダウンし、ホームページが見えなくなります。
もし15分のサーバーダウンが許されないようでしたら、ホットスタンバイというシステムを使えば、サーバーはダウンすることなく動き続けることができますが、月額費用が非常に高額となってしまいます。
24時間365日の監視も必要でしょうし、サーバーだけでなく、ルーターやスイッチといったネットワーク機器もホットスタンバイにする必要があるため、想像がつかないレベルで金額が上がりそうです。
そのため通常、一瞬たりともダウンが許されない大手の会社以外ホットスタンバイは採用しません。中小企業の場合、ハードディスクが壊れたときは15分くらいダウンしても致し方ないという会社がほとんどなのです。
壊れやすいサーバーは3ヶ月に一度定期的に壊れるものもあるハードディスクって、しょっちゅう壊れることはないのでは?と思われるかもしれません。そんなことはありません。我々の経験では、ハードディスクが壊れやすいサーバー、壊れにくいサーバーがあり、壊れやすいサーバーでは3ヶ月に一度定期的に壊れるものもあります。一方、壊れないサーバーは、5年で一度も壊れないケースもあります。
サーバー自体の出来の良さ、悪さなどがあるようです。
サーバーにはRAIDが搭載されているので、まれに壊れたハードディスクの交換で15分程度ダウンする可能性はあるものの、データは安心だと思ってしまうと非常に危険です。
それは、壊れたハードディスクを交換するまでに、もう1台の生きているハードディスクが壊れるとアウトだからです。
RAIDだけでは不十分!?そのためベストなのは、もう1台のサーバーにもデータのバックアップを取っておくことです。弊社の場合はバックアップサーバーまで準備しているため、創業以来、データの消失は一度も起きていません(注)。
注:ただし、データの消失に対し、どこの会社も保証はしていません。同じく弊社も保証はしておりません。
つまり弊社の場合は、1つのホームページに対してRAID付のサーバーが2台標準で提供されて、月額5千円(税別)という価格なのです。