SEOスキルの低い会社を選ばないための2つ目のポイント

これからのSEOは基本を忠実に守る?SEOはもう終わったのか?そんなことはありません。

ガイドライン違反のバックリンクをして上位表示させるのではなく、SEOの基本を忠実に守ってサイト制作を行い、ロングテールSEOで多くのお客様をサイトに集客することが、今、最も効果的であり、求められているのです。

SEOの基本、それは「検索エンジン最適化スターターガイド」SEOの基本を忠実に守るとはどういったことでしょうか?一番わかりやすいのは、Googleが提供しているSEOガイドラインです。正確には、「検索エンジン最適化スターターガイド」というドキュメント。これに準拠したホームページを作っていくことが、基本を忠実に守ることにつながります。

検索エンジン最適化スターターガイド」はGoogleで検索をすればでてきます。

このドキュメントの冒頭に、「Google でサイトが自動的に掲載順位 1 位になるための秘訣は(残念ながら)ご紹介していませんが、このガイドで示すおすすめの方法を取り入れると、検索エンジンがより容易にあなたのコンテンツをクロールし、インデックスに登録し、把握できるようになることを期待できます。」と記載があるように、これに準拠してサイトを制作することが非常に大切だと言えるのです。

基本すら守られていない実態SEOガイドラインに準拠していないサイト制作会社が多いしかし、このSEOガイドラインに準拠したサイト制作ができている会社はかなり少ない状況です。

対応していないのは、技術不足なのか、もしくは手間がかかるといった理由なのか、そのあたりはよくわかりませんが、このSEOガイドラインに準拠していないサイト制作会社が多いにもかかわらず、「SEOに対応している」と言っている制作会社が多いのには驚いてしまいます。

SEOスキルの低い会社を選ばないための2つ目のポイントは?発注時、サイト制作会社に「検索エンジン最適化スターターガイド」に準拠して納品をしてくれるかを聞いてみるとよいと思います。

これが失敗しないための2つ目のポイントです。

2つのチェックすべきポイント以外にPageRankをアップさせるための施策とは?PageRankをアップさせるための施策それでは、SEOガイドラインに対応さえすればよいのでしょうか?我々はそうは思っておりません。SEOガイドラインに対応することは、最低限のレベルです。

SEOは、SEOガイドライン以外にも対応しなければならないことが多数あります。もちろん、wwwありやwwwなしで同じホームページが表示されている状況であれば、本来、wwwありのドメインに統一するなど、正規化が必要です。

しかし現在は、そこまでしなくてもGoogleがきちんと理解してくれています。Googleがサポートしたからやらなくてもよい、ということではなく、正規化はSEOの基本として抑えておくべき部分です。

このように、SEOガイドライン以外にも対応すべきことは多数あるわけですが、その中でも我々は、Googleの特許技術であるPageRank、それを増大させるサイト制作をした方がよいと思っております。

本内容は昔流行ったPageRankスカルプティングとは違いますなお本件は、以前SEO業界でも大きな議論となった、PageRankを相手先に渡さないnofollow属性を使って意図的にPageRankを高くしたり低くしたりする手法、PageRankスカルプティングとは異なります

SEOは一時的な流行りではなく、普遍的な部分を追求すべきだと我々は思っております。

Googleの特許、PageRankの計算式について実は同じページ数であっても、ページの構成次第でPageRankが大きく変化することがわかっています。PageRankを求める数式は下記のとおりです。

PR(A) = (1-d) + d (PR(T1)/C(T1) + ... + PR(Tn)/C(Tn))  (d=0.85で計算)

詳しくは、下記のサイト(英語)をご覧ください。
http://www.sirgroane.net/google-page-rank/

この計算式によると、8ページのホームページで下記のようにリンクしたと仮定すると、平均PageRankは0.378となります。

PageRank計算例1

一方、同じく8ページで下記のようにリンクしたと仮定すると、平均PageRankは1.0にまで跳ね上がります。更に、トップページのPageRankは3.35にもなるのです。

PageRank計算例2

PageRankの計算式からわかる非常に重要なこと下層ページからトップページへリンクを戻すことでPageRankが増大するのであれば、こんな対応は簡単だと思うかもしれませんが、それは違います。大切なのは、2階層目のPageRankが1.1と、平均値の1.0を上回っていることです。

なぜ上回っているのか...。それは、3階層目のPageRankが0.34と非常に低いのですが、これらのページのパワーが1階層目、2階層目を支えているからです。つまり、評価が低くてもよいページをあえて作り、それらのページが上層ページを支えることができれば...。そうです。飛躍的に上層ページのPageRankが上がるのです。

上層ページのPageRankが上がりやすい構造はブログサイトブログはPageRankが上がりやすい構造下層ページが上層ページを支えることを実現できているサイトがあります。それはブログです。ブログは、1つの記事の投稿で、一番新しい記事であればそのブログのトップページに、更には属しているカテゴリのページやブログを書いたその月のページ、そしてその日のページ、最後にその記事自身のページと、非常に多くのページを自動生成します。

その記事自身のページが最下層のページとなり、上層ページを支えています。

つまり、ページの大量作成が内部のリンクを複雑にし、上位層のページのPageRankを上げ、結果的に集客力が高くなるのです。昔も今も「ブログの集客効果は高い」と言われるのは、こうした理論的な裏付けがあるからです。

ブログの類似コンテンツは考慮しなくてもよいのか?このような話をすると、同じ記事が大量にできて類似コンテンツを大量に発生させ、レスポンシブでマルチデバイス対応に書いてある話と食い違っている!と言われるかもしれません。

しかし、これらの大量発生しているページをGoogleが類似コンテンツだと認識し、マイナス評価を与えることがあるでしょうか?

絶対にありません。ブログを書いたその月のページは非常に便利なページです。一気にその月に書いたブログを一覧にして見ることができるからです。そのような便利なページを類似コンテンツとしてGoogleがマイナス評価することはあり得ないのです。

もしこのようなことが起きると、世界中のブログがマイナス評価となり、それこそGoogleの検索の信頼性が著しく失われる事態となるのです。

企業のホームページにブログの特徴を活かす?企業のホームページは、ブログとは全く構造が異なるため、ブログのように記事を大量に出すことができません。

たとえば下記のようなホームページの場合、ページ数はどのくらいあるでしょうか?それは、フッターにあるメニューの数(トップページ以外)を数えればよいので簡単に計算できます。全部で17ページです。

ページ数

我々のミラクルCMSは、ブログの良さをコーポレートサイトにも入れたことで、Googleが認識しているページ数(注)は、2022年1月時点で、87件と、5倍以上にもなっているのです。

注:Googleが認識しているページ数を調べるには、siteコマンドを使います。下記をクリックしてみてください。
site:http://www.dekon.jp/

Googleが認識しているページ数がわかると思います。尚、2021年9月以降、このインデキシングの部分に大きなアルゴリズム変更が実施されております。コンテンツ量が少ないとインデキシングがされにくくなっているようです。つまりコンテンツ量が少ないと意味のないページだとGoogleは認識するようになりました。

よってこのサイトもそうですが、文章量を増やす工夫はこれから非常に重要だと思われます。

ブログの強みを取り込んだコーポレートサイトの誕生!見た目は全くブログに見えないミラクルCMSのホームページですが、

・5倍のページ数が出力された結果、下層ページが上層ページのPageRankを押し上げてくれます。
・ページ数が5倍となり、それらのページもバラバラにSEO対策をした状態でHTML出力すると、非常にロングテールSEOも効き始めます。

その結果、平均値ではありますが、約3倍の集客力(注)を持つサイトができあがります。

注:弊社調査(リニューアル前とリニューアル後3ヶ月目で比較)

まとめなかなかここまで考えてサイト制作をしているところは少ないと思いますが、SEOができるというレベルは、弊社としてはここまでのこだわりを持ってはじめて言えるのではないかと考えております。

なお、ここまでのPageRankを上げる仕組みはなくとも、サイト制作会社にガイドライン違反をしたバックリンクは行っていないか、またサイト制作を発注する際には、「検索エンジン最適化スターターガイド」に準拠しているかは確認をされた方がよいと思います。

参考になれば幸いです。