SEOスキルの低い会社を選ばないための1つ目のポイント

AI(人工知能)の入っているGoogleに人は勝てるか?AIの入ったGoogleに勝てる?現在、GoogleにはAI(人工知能)が搭載されています。

2017年春、将棋界の最高位、佐藤天彦名人と人工知能PONANZAが激突した電王戦2番勝負、PONANZAが勝利を収めました。PONANZAは対戦前、PONANZA同士、つまり人工知能同士で700万回対局し、究極の学習をした上で佐藤名人に挑んでいたのです。

チェス、将棋、碁とすべてにおいてAIがプロに勝っている時代。同じくAIが搭載されたGoogleにSEOで勝てるのでしょうか?

旧来のSEOはもう終わっている?正直、もう旧来のSEOの時代は終わっていると言っても過言ではありません。

まず、そもそもSEOが求められる真の目的は何でしょうか?

SEOが求められている真の目的は、狙ったキーワードを上位表示させることではなく、サイトに多くのお客様を集客し、お問合せを獲得することのはずです。

狙ったキーワードでトップ10に入っていてお客様が来ないサイトよりも、トップ10に入らずとも多くのお客様が来るサイトの方が明らかに優れていると言えます。

ユーザの検索慣れによってSEOキーワードを絞り込むことが困難に?ユーザの検索慣れ実は最近、ユーザに検索慣れが起きています。

検索慣れとは、「歯医者」といった一語ではなく、「歯医者 札幌」といった二語、「歯医者 札幌 夜間」といった三語のように、検索窓に入力されるキーワードの数が増えていることを言います。

この検索慣れが起きた結果、どういったキーワードで検索してくるのかがわかりにくくなっており、SEOキーワードを絞れないということが発生しています。

今の時代のSEOはキーワードを絞らないロングテールSEOが主流?そのため、キーワードを絞らず、さまざまなキーワードで集客ができる「ロングテールSEO」が昨今流行っているのです。

このロングテールSEOは、旧来のSEOと手法がまったく異なります。

旧来のSEOの象徴、バックリンクとは?旧来のSEOは、バックリンクと呼ばれる手法で外部からリンクを張り、Googleの特許でもあるPageRankを意図的にあげて検索上位に表示させていました。

評価の高いホームページはほかのサイトからも紹介されることが多く、結果的にたくさんのリンクを受けるため、そういったサイトをGoogleは評価していたのです。

たくさんの外部リンクを評価

しかし、このバックリンクの仕組みはヤラセでもできるため、多くのSEO会社がその手法を使って無理矢理上位表示をさせていました。

バックリンクの終焉現在はどうでしょうか?「ホームページ制作」や前述の「歯医者」などのキーワードで検索をしてみると、昔上位にいた会社はことごとく消えています。

つまり、ヤラセで張られたバックリンクはAIによってほとんど見破られる時代となり、上位に表示されにくくなったのです。

それでは、なぜAIは「これはヤラセのバックリンクである」「ヤラセではないバックリンクである」などがわかるのでしょうか?

AI(人工知能)はSearch Consoleに?Search ConsoleにもAIが入っているそれは、GoogleのSearch ConsoleにもAIが入っているからだと我々は考えております。
現在Googleは、有料リンクや品質に関するガイドラインに違反したバックリンクに強烈なマイナス評価を与えています。

つまり、ガイドラインに違反したバックリンクを張っているのが見つかると、大幅に順位が下がるのです。

順位が下がって、ガイドライン違反に心当たりのあるサイトオーナーは、その違反したバックリンクを前述のSearch Consoleから「このバックリンクはなかったことにしてくれ!」と否認する申請ができるようになっています。

Googleに「これはガイドライン違反だ」と認識されていたバックリンクが否認申請されると、きちんと順位は戻ります。

しかしさすがはGoogle。どのリンクがガイドラインに違反しているかをサイト側には伝えないため、サイトオーナーは心当たりのあるリンクについてすべて否認申請をせざるを得ません。そこにAIが入っていたらどうなるでしょうか?

世界中から集まっているガイドライン違反のバックリンクがどういったものなのかを、ものすごいスピードでAIが学んでいくことができます。

そうして学んだAIに、我々がバックリンクで上位表示を試みたところで、上位に来るようなことが起きるでしょうか?

現時点ではほぼ不可能といっても過言ではないと思います。

SEOスキルの低い会社を選ばないための1つ目のポイントは?従って、SEOができると言っている会社のSEOがガイドライン違反であるバックリンクを指しているのであれば、ペナルティを食らう可能性が十分にあります。今後はそういった会社を避けた方がよいかもしれません。

これが最初に抑えておくポイントの1つ目です。