初心者のためにSEOをマラソンに例えてみた

今回はSEO対策の最近の傾向というよりも、「そもそもSEOって何それ?おいしいの?」「日本人なのにカタカナばっかり使わないで!!」という方向けに、SEOを「マラソン」に例えて解説します。

SEOは終わりのない戦いSEOはマラソン大会のようなもの優秀なサイトを評価するのはGoogleマラソン大会は、ゴールまでのタイムを競い、タイムの速い者から順位が決まっていきます。SEOもそれと同じようなもので、検索結果は必ず順位付けされます。

「ホームページ制作」と検索したときに「すべてのサイトが1位」なんてことはあり得ません。優秀な選手(サイト)から順位がつきますが、これを評価しているのがGoogleです。

よくも悪くも、どの選手が優秀かどうかを決めるのはGoogleただ一人であり、各選手がどれだけ優秀かを自己申告しても、それは一切関係ありません。

Googleが主に見ているのは

  1. その選手自身がどれほどの体力、ポテンシャルを持っているのか
  2. どれほど人気のある選手なのか

という2点です。(ほかにも数百の評価項目がありますが上記の2点が主に見られています。)

サイトに例えるならば

  • どれほどユーザーのニーズを満たせるサイトか(デザインは無関係)
  • どれだけリンクをもらっているか(「いいね」や「シェア」の数は無関係)

ということです。

そういったことを評価しながら、「キーワードAに対して最適なサイトの順位」「キーワードBに対して最適なサイトの順位」を決めて、それぞれのキーワードに対して都度表示させています。

いまではGoogleに人工知能が搭載されたことにより、「身長の高い選手」といった簡単なキーワード以外にも、最近では「身長が高くて髪がショートの選手」というように、複雑なキーワードに対しても正確な順位を示せる程になりました。

マラソンと違ってSEOにはゴールがない通常のマラソン大会では必ずゴールが設定されていますが、残念ながらSEOの世界ではゴールはありません。常に順位を競い続けなければいけないのです。一度上位に躍り出ても、のんびりしているとすぐに追い抜かされてしまうシビアな世界なのです。

急なルール変更が頻繁にある細かいルール変更が頻繁に発生!評価基準を決めているのはGoogleただ一人ですので、ルールを決めるのもGoogleの自由です。そのため、ルールの大筋が変わることはありませんが、細かいルール変更が頻繁に発生します。それをSEO業界では「アルゴリズム更新」と呼びます。

もし上司から「なんか最近ウチのサイト、順位落ちたよね?」と聞かれたとき「あー、それは最近あったアルゴリズム変更のせいかもしれないですね。ちょっと調べてみます。」と言えれば、あなたは社内で「詳しそうなWeb担当者」として見直されること間違いなしです。(笑)

ルール変更の一例をわかりやすく言うと、「以前まではAというランニングフォームを推奨していたけど、今度からはBというランニングフォームを推奨するよ」といった具合です。

ただ、「ユーザーのためになるサイトを評価する」という大筋のルールが変わることはありませんので、真っ当に戦っているサイトであれば、そのルール変更によって大きなダメージを受けることはかなり少ないのです。

新人ならスタートラインに立つまで3ヶ月待ち頻繁な記事の更新でGoogleに認めてもらうSEOはとても厳しい世界です。新人がSEOレースに参加しようとやってきても、出場資格こそもらえますが、実際にほかの参加者と同じスタートラインに立つには最低でも3ヶ月はかかります。むしろ3ヶ月でスタートラインに立てればラッキーで、場合によっては半年かかる選手もいます。

もう少し具体的に言うと、ドメインを取ってサイトを作り、公開することは誰にでもできます。これがマラソンで言うところの「申し込み」をして「出場資格が得られた状態」です。

Googleからそのサイトが認められ、中身がほかのサイトよりも優れていると評価され始めるのが、いわゆる「スタートラインに立った状態」。Googleの検索エンジンは非常に優秀ですが、それでもしっかりとサイトを吟味して評価していくには3ヶ月から半年以上の時間が必要なのです。

いきなりできたサイトと数年前から活躍しているサイトを比較した際、Googleから評価されやすいのは、やはり後者であることはイメージしやすいかと思います。
頑張っているサイトはGoogleも認めやすい傾向にあるので、頻繁な記事の更新などを行っていくしかありません。

努力せずに一流になることはできないどのスポーツでも、一流の人達はほかの人とは比べものにならないくらいの努力をしているものです。スポーツ界ではごく稀に天才と呼ばれる人も存在しますが、そういった人もまったく練習せずに勝ち上がることはできません。

同様にSEOの世界でも、何もせずに上位表示できるサイトはまずありません。
ユーザーにとって有益なサイトに育てる、という努力が必要不可欠なのです。

ドメインの個体差によって「上がりやすいドメイン」もありますが、それより重要なのはサイトの質ですから、ドメインの個体差にこだわることは非効率的です。

他人と同じ努力では上位になれないメジャーリーグで活躍するイチロー選手の話は有名ですが、彼は小学校の作文で、

僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。
そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は三歳の時から練習を始めています。
三歳から七歳までは半年ぐらいやっていましたが、三年生の時から今までは三百六十五日中三百六十日は激しい練習をしています。
だから、一週間中で友達と遊べる時間は五、六時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。
『ぼくの夢』より

と書いています。明確な目標とそれに向けた努力を惜しまないこと。これはSEOでも非常に重要です。たとえば「不動産投資」というキーワードで上位を目指す場合、その努力は並大抵ではありません。誰もが知っている超大手の企業サイトや業界屈指のアフィリエイター達と戦い、勝っていかなければいけません。

狙うべきキーワードによって、その努力目標は大きく変わってくるのです。

オリンピックを目指すのか市民大会を目指すのか市民大会レベルのレースを目指すならば、ちょっと経験のあるコーチを迎えれば出場できるかもしれません。

しかし、全国大会や世界大会、オリンピックを目指すならば、そのへんにいるコーチでは難しいことはすぐに想像できると思います。本気で世界を目指すなら、多くの人は有名なコーチに依頼をするでしょう。有名で実力のあるコーチになればなるほど、コーチング費用が高くなっていくことはよくご理解いただけると思います。

さて、あなたが目指すのはどのレベルでしょうか。SEOでは「どのキーワードで集客をしていきたいのか」によって予算や戦略も大きく変わってきます。

どういったキーワードが世界大会レベルなのかはなかなかわかりにくいと思いますが、「ホームページ制作」といった単体キーワードは非常に難しいキーワードに分類されます。これは、数多くのホームページ制作会社が競ってそのキーワードで上位表示を仕掛けているからです。

クオリティが高く比較的高価なホームページ制作を行っている会社であれば、「ホームページ制作」で上位を狙うよりも「ホームページ制作 クオリティ」や「ホームページ制作 集客」といったキーワードで上位を狙うほうが、狙ったターゲットにアプローチできるので効果的です。

どういったターゲットを狙っていくのかによってキーワードも異なるため、まずはターゲットを明確にすることをオススメします。

ドーピングがバレると退場になるドーピングがバレると退場になるスポーツの世界では正々堂々と戦うことが必須です。そのため、規定を守らずドーピングに手を染める選手には厳しい処分が下されます。
検索結果で上位を目指したいがために、Googleが禁止している手法に手を出すサイトもあります。自作自演の低品質なリンクなどがそれに当たります。

そのサイトの人気度合いを示す「どれだけリンクをもらっているか(被リンク)」という指標は、現在でもGoogleからとても重要視されています。そのため、自分でサイトを立ち上げ、適当な記事を入れただけの実態のないサイトからリンクをすること(通称バックリンク)は、Googleから非常に嫌われます。

もしバレたときはGoogleから「ペナルティ」を受けることとなり、たとえ1位にいたとしても容赦なく100位以下に落とされます。そうなった場合、その原因を解消するためにはGoogleに違反行為を報告し、Googleからそれを認められれば順位が回復します。(完全に戻らないケースも多々あります)

場合によっては、どうやっても復活できずに泣く泣くそのドメインを捨て、新たにドメインを取得して再出発をせざるを得ないケースもあります。

上位を目指すあまり、そういった手法に手を出すことは非常に危険ですので、絶対におやめください。

まとめ「マラソン」という言葉で例えたが故にカタカナが多くなってしまいましたが、これで「SEOとは何か」が概ね理解できたと思います。

SEOは終わりのない戦いですが、ユーザーのためになるサイトをコツコツと作ることはGoogleに評価され、時間と共に上位表示が実現されます。

しかし、新たにサイトを立ち上げて参戦した場合、どうしても時間がかかることは押さえておく必要があります。新規ドメインでスタートした場合、サイトを立ち上げてすぐに問合せがくることはほぼないため、こういったことは事前に社内で共有しておくとよいでしょう。